予選大会では、まず筆記試験が行われ「知力」を試される。この筆記試験の結果が、大きく予選通過に影響することは間違いない。
その後スコアで優劣を決める、3時間のガチバトルへと進むのであった。
男性中心の挑戦者ではあるが、女性スロッターの快進撃も続き、予選とはいえ想像を遥かに越える熱戦が各地で繰り広げられるなか、ある異変が起こりつつあった。
それは、百戦錬磨を誇る有名パチスロ、パチンコ雑誌ライターたちが軒並み予選敗退...!!準決勝、決勝へ進むことは当然と思われていた有名ライターたちの脱落に、会場だけでなく、多くのニコ生ユーザーも驚きの声をあげ、回胴王への道のりの厳しさが浮き彫りになる結果となった。
4日間のガチバトルを終え、総勢48名+特別枠1名の挑戦者が準決勝へとコマを進めた。 知力、豪腕、強運、そして愛。あらゆる面からパチスロに愛された者を決める戦いは、準決勝へと続く...
日本回胴王決定戦は、安心して楽しめるパチスロのマナー向上を目的とした大会でもあり、 当日、競技会場内ではイベントコーナーも設置され、競技参加者以外のお客も楽しめる様相に。
7.77秒チャレンジは、電光掲示板が見えない状態で7.77秒ちょうどで止めることを競うゲーム。きっちりと止めることができれば…!?
動体視力チャレンジは、ランダムに光るランプを押して、動体視力を競うゲーム。記録を更新することができれば…!?
チームサプライズCOMBOタイムトライアルは、規定時間内に48が何回連続で揃うかを競うゲーム。記録を更新できれば…!?
じゃんけん大会チャレンジは、じゃんけんボーナス画面でじゃんけんに勝つことを目指すゲーム。3勝することができれば…!?
終止波乱が起こった地域予選。人気パチスロ・パチンコライターたちさえ誰も進めなかったセミファイナル。
がしかし、参加有名ライターから2名がワイルドカード枠として選出されることになり、総勢50名の熱いバトルが開始された!!
準決勝では、予選ルールだった競技時間「3時間」が 「5時間」となり、競技台も選択できることとなった。
だが、まだまだ決勝への道のりは険しい...!!
準決勝・決勝の設定師として登場したのは人気コミック「アドリブ店長」ことパーラーロマネスクの小早川店長。氏のロマン溢れる設定配分に競技者たちは挑むことになる。
前後半の二部制で行われた準決勝。開始わずか15分でチャンスを手にする者、ビッグチャンスを逃す者、メダルを失ってから再起した者。めまぐるしく変わるランキングに、挑戦者の精神力や忍耐力の強さ、そしてスロットの面白さが伝わってくる。会場もニコ生ユーザーもその様子を固唾を飲んで見守っていた。
準決勝から、メダルの「おかわり」というシステムも盛り込まれた。これは、メダルを失った場合、競技会場外に設置してある「おかわりブース」にメダルを取りに行き、追加でメダルをもらえるのだ。制限回数は無いものの、当然獲得枚数からは引かれるため、借りるほど勝利から遠ざかるシステムだ。これも決勝へ残るキーポイントとなる。
5時間の熱戦をくぐり抜け、ファイナリスト6名が決定!!
惜しくもこの準決勝でもライター陣からの進出はなかった...やはり一筋縄ではいかないのもこの「回胴王決定戦」の魅力なのだろう。
長いようで短かったこの3週間。日本で一番熱い3週間だったことも間違いない。
2013年9月1日、ついに「日本回胴王決定戦」の初代王者が決まる!!
準決勝から一夜明け、決勝進出した6名が会場に姿を見せた。その顔つきは、連日の疲れを感じさせる事もなく、頂点奪取への気迫がみなぎっている。
決勝のルールは、準決勝から若干変更された。
選択できる競技台は、50台から18台に、競技時間も「5時間」から「10時間」へ。そして最後のどんでん返し要素であった設定チャンスは無くしているが、決勝の設定を操るのも準決勝同様、人気コミック「アドリブ店長」ことパーラーロマネスクの小早川店長だ。
開始早々に選んだ台から移動する者も現れたが、前半戦は静かな立ち上がりだった。最初に当たりを引いのはササヤマンさん。勝利への手綱をたぐり寄せたが、前半の当たりは10時間という長丁場では後半の競技に差し支える可能性もある。
当日参加した人気ライターたちの解説にも熱が入る。
開始2時間後、ここまで当たりの早い遅いはあるものの、どの台も伸び切ることはなく差枚1,000枚の団子状態となっていた。
決勝を盛り上げるべく、会場には様々なイベントが用意されていた。
まずは、決勝戦の10時間の間に77.7kmを走破!というガチな競技。
会場に無造作におかれたルームランナー。それに挑むのは吉本芸人の大西ライオンさん。日本回胴王決定戦のキービジュアルのライオンになぞらえて名誉ある挑戦者に選出されたのだ。
続いてゲストライブとして、お昼休憩にはあやまんJAPANさんが登場。
夕食休憩には元大事MANブラザーズバンド(現在は大事MANブラザーズオーケストラ)の立川俊之さんが大ヒット曲「それが大事」を熱唱。競技者たちの闘志に再び火をつけた。
夕食休憩後、最後の戦いが幕をあけた。ここで決勝の設定を担当したいるロマネスクの小早川店長からメッセージが届く。
終了3時間前。2位に位置したササヤマンさんが当たりを引き当て、1位のヨッシーヨシオさんに猛追。ヨッシーヨシオさんもなんとかボーナス当選しピンチを乗り越えるが、次の一手に欠き後退。ここでササヤマンさんが1位に躍り出た。
残り1時間。泣いても笑っても勝者が決まる。
参加者全員が、目の前のスロットに己のすべてをかけ栄光をたぐり寄せようと奮闘。しかし1位ササヤマンさんが続けた当たりを引き寄せ、勝敗が決した。
こうして予選から決勝まで3週間の戦いは終わった。
回胴にまつわる「知力」、勝ち上がるための「強運」、ライバルを寄せ付けない「豪腕」、そして何よりもパチスロへの「愛」。参加した誰もが、これらすべてを持ち合わせていただろう。だが、その頂点に立てるのはたった一人。第2回大会でも白熱したバトルが繰り広げられるのは間違いない。
最後に、エントリーいただいた方々、ニコニコ生放送に来場いただいた方々、すべてのパチスロファンに、本大会を開催できたことを大変感謝致します。誠にありがとうございました。